big anouncement – from aceh – online session is available on 19 February, 2024

アチェに到着して1週間が経ちました。
アチェの豊かな文化と歴史、そして人々のイニシアチブに圧倒されっぱなしの日々です。
次世代育成優先のサーフコミュニティ:Lhoknga surf team、養蜂でジャングルと周辺地域の生きる術を生み出す: Gonna Bee、ライブラリーを開放して地域コミュニティへの環境・社会問題への啓蒙活動をする Sophie’s Sunset Library、共同体として毎夕共に網を引く漁村、そして穏やかで美しく生きる人々…みんなに早く伝えたいことばかりです! 2月19日(月)のICAIOSでのトークはオンライン配信もあります。もしお時間ありましたら、ぜひご覧ください。

[Ngupi – Aceh & Fukushima screening & talk session tour]
2024, 2/17 (SAT.) 19:30
斎藤勇樹監督作品『free & easy – 平和と共創の世界』上映会&トークセッション@ Sophie’s Sunset Library

2024, 2/19 (MON.) 18時30分(日本時間)・(16時30、アチェ時間)
アチェ・ インド洋研究アチェ国際センター (ICAIOS – Aceh-International Center for Aceh and Indian Ocean Studies) 、 PUBLIC DISCUSSION SERIES #102
Ngupi (ニュピ)アチェ & 福島 私たちのストーリーを取り戻すために: 津波、サーフィン、コミュニティ
Online 配信あり: ICAIOS Facebook Page https://www.facebook.com/ICAIOSAceh
※時間になったらICAIOSの Facebook Pageでライブ配信がスタートします

2024, 2/20 (TUE.) 21:00 –

斎藤勇樹監督作品『free & easy – 平和と共創の世界』上映会&トークセッション@ Central Cafe

それではまた!

2/17 上映会後。Sophie's Sunset Libraryオーナーの Raihanさん、Dandyさんと共に。ご夫婦の娘さん、Sophieちゃんがパジャマ姿で撮影してくれた記念の一枚
2/17 上映会後。Sophie’s Sunset Libraryオーナーの Raihanさん、Dandyさんと共に。ご夫婦の娘さん、Sophieちゃんがパジャマ姿で撮影してくれた記念の一枚

announcement – join us for the “let’s ride the waves on march 11”

今年も開催します第3回 3月11日に波に乗ろう!サーフィン体験やランチは残念ながらご参加いただける人数に限りがあります。どうかお早めにご連絡・お申し込みくださいね。概要やお申し込みはこちらをご覧ください。今年は前日祭あり。みんなでとても楽しみにしています!
the 3rd “Let’s Ride the Waves on March 11th (2024) will take place again this year!
the surfing experience and lunch are limited to 15 people, so please register as soon as possible. For an overview and to register, please click here.
we look forward to having a great time together!

https://docs.google.com/document/d/1blsPYzt6UfsDIKu7MCZKfqKjURaPemxquwPjKCz3UEU/edit#heading=h.8p8lqdckef2b

next our adventure │ heading to aceh ! “ngupi”

ngupi (ングピ)
アチェと私たちの新しい物語、始まります!

english follows
2024年2月、私たちの新しい冒険、インドネシア、スマトラ島アチェとの物語がいよいよ動きだします。アチェ、ロクンガのサーフコミュニティに会って、ngupi (ングピ)するのだ!ngupi (ングピ) はアチェで使われるインドネシア語のスラング で、友とコーヒーを啜りながら特に目的もなくダラダラする、という意味だそうです。そうそうこれでしょう。

Muhammad Juik Furqan in Aceh
Muhammad Juik Furqan in Aceh

この物語は2022年11月、縁側の家の優子がアダム・ドーリング和歌山大学准教授の紹介で、アチェ・ インド洋研究アチェ国際センター (ICAIOS – Aceh-International Center for Aceh and Indian Ocean Studies) 主催の公開トークイベント「Public Discussion Series #91 Return to Surf in Post – Tsunami Aceh and Fukushima (仮訳:アチェと福島 津波 の後で 再びサーフィンに)」に参加したことから始まります。

共に大きな津波を体験したアチェと福島の人々・サーファーの海への回帰の体験が共有されたこの会で確認されたのは、人々の海への親愛、津波の体験で抱えた海への恐れ・トラウマ 、コミュニ ティへの帰属感がもたらす大きな効果 です。私はオンラインでの参加でしたが、会場には地元のサーファーの姿もあり、鏡のようなコミュニティの存在に興奮と熱気に包まれていたそうです。
イベントのレポートはこちらをご覧ください。

私はそれ以来、ロクンガのサーファーのひとり、Juikさんとやり取りを続けています。もうそろそろ実際に会いにいかなくちゃ!ということで、アダムを立会人に3人の仲間と共に会いに行ってきます! 

大きな津波をそれぞれに体験し、でもサーフィンをしているアチェと福島のサーファーが出会ったら、何か起こるかな。今回の旅では、まずは自己紹介として、私たちの横乗りカルチャーを捉えた齊藤勇樹 (anitoya)監督の映像作品『free & easy – 平和と共創の世界』と「3月11日に波に乗ろう」記録作品(2023年、仲本拡史監督作)をアチェで上映してきます。もちろん、サーフィンもしてきます!

さらに、旅に参加する齊藤勇樹 (anitoya)監督がこの冒険を、後日ドキュメンタリーとして発表する企ても。参加者一同、期待・興奮・ちょっとのプレッシャーの渦中にいます。

adam, yaki and hide chef at engawanoie, ready for the screening of “free & easy”. photo by shiho azuma
adam, yaki and hide chef at engawanoie, they are ready for the screening of “free & easy”. photo by shiho azuma

Our next adventure takes us to Aceh, Sumatra, Indonesia, where we will meet the surf community of Lhoknga in February 2024. ‘ngupi’, acheness word, means sipping coffee together, hanging out with no specific reason. this is it! it’s time to go to Aceh for some ‘ngupi’.

Our story began in November 2022 when Yuko joined a public talk organized by the International Centre for Aceh and Indian Ocean Studies (ICAIOS). our friend, Adam, aka prof. Doerig, kindly invited me to attend. The ‘Public Discussion Series #91 Return to Surf in Post-Tsunami Aceh and Fukushima’ shared the experiences of those who returned to the ocean after the tsunami in both regions. our communities shared similarities, including our love for the ocean, fear and trauma after the tsunami, and sense of belonging to the community. Although I attended the event online, there were local surfers in the audience who were pleased about the mirrored community presence. I have since continued to communicate with one of Lhoknga’s surfers, Juik.

adam, yasu and yuko at iwasawa beach. photo by shiho azuma
adam, yasu and yuko at iwasawa beach. photo by shiho azuma

What happens when surfers from Aceh and Fukushima, both of whom have experienced major tsunamis in their own ways but still surf, meet? As an introduction to ourselves on this journey, we will first screen the film “free & easy – the world of peace and co-creation” by Yuki Saito (anitoya) which captures our surfing culture, and the documentary “Ride the Waves on March 11” (2023, by Hirofumi Nakamoto) in Aceh. Of course, we will also go surfing!  Last but not least, Yuki Saito (anitoya) aims to share this adventure story with you as a documentary film. We are all very looking forward to it!

Stay tuned for our adventure story!

11/11 special screening of “WAKITA PEAK” with director MASATAKA KIYONO

清野正孝 監督作品「WAKITA PEAK」
シネマ縁側 特別上映会のお知らせ

we are pleased to announce the screening of “WAKITA PEAK” in the presence of the director, MASATAKA KIYONO! don’t miss this magical night at the engawanoie!

この度、縁側の家は、清野正孝監督をお迎えし「WAKITA PEAKーワキタピーク」特別上映会を行います。
本作品は、サーフィンの聖地ハワイ・パイプラインに唯一その名を刻む日本人サーファー、脇田貴之さんとその家族を描いた珠玉のドキュメンタリーです。サーフィンは物語の主要要素ですが、主役は「人」ー 夢に生きる脇田さんの勇敢かつ愚直な生き方がリアルに映し出されます。夢を追う? これで良い?どう生きる?といった私たちにもおなじみの葛藤は、ざくざく胸に刺さるのですが、後味はとても爽やかで清々しい。これは、清野監督のお人柄によるところが大きいとお見受けしております。
「WAKITA PEAKーワキタピーク」の鑑賞前後は清野監督にあんなことやこんなことを聞けるかも。夜が長い季節でよかったね。今からワクワクしています。
鑑賞者のサーフィン体験の有無を問わない作品です。お友達やご家族をお誘い合わせの上、ぜひご参加ください!

日時:2023年11月11日(土曜日)17時ごろ
会場:縁側の家(福島県双葉郡広野町下浅見川桜田104-1)
料金:投げ銭制
※ヒデシェフ特製WAKITA PEAK飯あり
date: saturday, november 11, 2023  doors open 17:00 pm
venue: engawanoie (104-1 sakurada shimoasamikawa hirono-machi, futaba-gun fukushima prefecture)
free entry & your contribution-tip is much appreciated!
※hide chef’s special “WAKITA PEAK” is available!

WAKITA PEAKーワキタピーク
出演:脇田貴之 脇田泰地 脇田紗良 脇田小百合
リアム・マクナマラ、クライド・アイカウ、 チャック・アンドリュース、ケリー・スレーター
木本直哉 大野修聖
監督・撮影・編集:清野正孝 水中撮影:神尾光輝
テーマ曲:SIDE-SLIDE「雨」 音楽:さがゆき 喜多直毅 翠川敬基
プロデューサー:井上士郎
エグゼクティブプロデューサー:中原想吉
製作:インタナシヨナル映画/アヴィエイター・ジャパン
共同配給:アヴィエイター・ジャパン株式会社 株式会社シネメディア
宣伝:アヴィエイター・ジャパン株式会社
後援:サーフライダーファウンデーションジャパン
2018 年/日本/カラー/95 分

清野正孝 (masataka kiyono)1980年生まれ。湘南在住の映像作家。米国、Los Angeles City Collegeで映画制作を学ぶ傍ら、サーフィンーに魅せられる。帰国後、テレビドラマ制作会社の助監督を経て、フリーランスの映像作家となる。サーフィンの旅をテーマにしたアートフィルム作品ではブラジルのフィルムフェスで作品賞を受賞。本作『WAKITA PEAK』は初の長編作品となる。ショートドキュメンタリーコンテスト、ヌーヴェルヴァーグ主催。instagram

world premier screening! new film of yuki saito (anitoya) “free & easy – the world of peace and co-creation”

齊藤勇樹 (anitoya) 新作映像作品『free & easy – 平和と共創の世界』
シネマ縁側 プレミア上映会のお知らせ

to celebrate the release of yuki saito (anitoya)’s new film “free & easy – the world of peace and co-creation” and in the presence of the director, engawanoie will host a world premiere at cinema engawa on saturday, june 10, 2023 after sunset, which we are very proud of!

trailer/予告編

スケーター、サーファー、そしてanitoyaの屋号でそれぞれの「木」が持つ性質・木目を生かした地球を感じるスケートボードを制作する齊藤勇樹。さらに(何でも自分たちで行う)スケートカルチャーに若くして身を置いた齋藤の映像制作歴は長く、共鳴する板乗りやアーティスト、仲間達のイキイキとした姿を捉えた作品をこれまでに数多く作っています。そこには水の雫の波紋や雪山に描かれるシュプール、そして波など、宇宙的な螺旋(anitoyaのロゴもそうかもしれません) を想像させる自然の要素が度々登場し、齋藤のぶれない「地球のエネルギー」を見つめる目があります。
そんな齋藤の周囲に存在する、がむしゃらに板乗りに取り組む人々。キリがない板乗り道に必死に挑む人々を齋藤は本作品で「自由とは何か」をテーマに捉えたと言います。「自由」が想像させる軽やかさをまるで感じさせない、まんまと深く沼ってしまった人々、なのになぜか明るく楽しそう!果たして板に乗ることで、地球のエネルギーの一部となり、私たちは自由となり得るのでしょうか?
この度、縁側の家は齊藤勇樹 (anitoya) 監督の新作映像作品『free & easy -平和と共創の世界』の完成を記念し、監督及び関係者同席の下、プレミア上映会(世界初公開!)を行います。ループ上映をしておりますので、日が暮れた頃からどうぞお気軽にお立ち寄りください。

日時:2023年6月10日(土曜日)日が暮れたらスタート
会場:縁側の家(福島県双葉郡広野町下浅見川桜田104-1)
※シネマ縁側。ゆるゆるやります。飲み物・食べ物の持ち込み大歓迎!
date: saturday, june 10, 2023 around-after sundown
venue: engawanoie (104-1 sakurada shimoasamikawa hirono-machi, futaba-gun fukushima prefecture)
*it’s a cinema engawa: between the outside and inside. once the sun goes down, feel free to stop by with popcorn and your favorite beverage.

『free & easy – 平和と共創の世界』(36分、2023年)
出演:渡辺浩平、志賀勇平、齊藤勇樹、遠藤夕子、助川剛次郎、小堀健太郎、酒井信幸、堀米輝樹、丸山晃俊、高橋優子、穴澤征匡、穴澤瑠波、水竹元、鈴木雅之、佐久間直樹、鈴木大祐、黒宮康志、藤枝亨 など
音楽:SOLO KEITA、堀米輝樹
編集:齊藤勇樹、志賀勇平
撮影:齊藤勇樹、遠藤夕子、志賀勇平、丸山晃俊
監督・制作:齊藤勇樹 (anitoya)
“free & easy – the world of peace and co-creation” (36 min., 2023)
boarders: Kohei Watanabe, Yuhei Shiga, Yuki Saito, Yuko Endo, Kojiro Sukegawa, Kentaro Kobori, Nobuyuki Sakai, Teruki Horigome, Akitoshi Maruyama, Yuko Takahashi, Yukitada Anazawa, Runa Anazawa, Hajime Mizutake, Masayuki Suzuki, Naoki Sakuma, Daisuke Suzuki, Yasushi Kuromiya, Toru Fujieda, and more
music: SOLO KEITA, Teruki Horigome
editing: Yuki Saito, Yuhei Shiga
filming: Yuki Saito, Yuko Endo, Yuhei Shiga, Akitoshi Maruyama
director & production: Yuki Saito (anitoya)

自由とは何かをテーマに、
地球から生み出された 出来るだけそのままの形を使用して、
地球から生み出されたエネルギーと生命を板に乗ることで表現していく。
anitoyaと言う言葉が意味する、『生まれてから死ぬまで』
板乗りに人生を捧げてきた人間達の魂の叫びが観られると思います。
今回音楽を担当してくれたジャンベ奏者のアフリカ出身solo keitaは人間国宝でもあり、その弟子である山形県在住の堀米輝樹とのセッションも聞き応えのある内容です。
監督 齊藤勇樹 (anitoya)   

Yuki Saito (anitoya)
Yuki Saito (anitoya)

齊藤勇樹(さいとう・ゆうき)
16歳の時にスケートボードと出会い高校卒業後はプロスケーターを目指し東京で技を磨く。以来、スケートボーダーの特性でもある映像制作を仲間と共に行い、自己表現を続けてきたが、流行の技を身に付けるために猛特訓を重ね、傷んだボードは使い捨てる世界に疑問を感じ、ボードのリサイクルに取り組むとともに自然の中に身を置きたいと地元いわき市に帰郷。
帰郷して1年後に発生した東日本大地震、東京電力福島第一原子力発電所事故により、人の生活や自然を根底から覆す圧倒的な破壊力に目が覚める。資源浪費型のグローバル社会では今後の地球が持たないと感じ、自分が関わってきたスケボーの世界で平和や共生のメッセージを伝えたいと活動を続けている。
屋号はサンスクリット語で無常を意味する『アニトヤ (anitoya) 』。
国内産のサクラやケヤキなどの板を特注のかんなややすりで徹底的に磨き上げる、ボンドなどを一切使わない一枚板・流線型のスケートボードの制作を行っている。また、スケートボードの楽しさを伝えるキッズ教室も主催している。
youtube , instagram , online shop

2023 riding the waves on march 11 – archive video


第2回目の開催となった「3月11日に波に乗ろう2023」は今後のゆるやかな広がりを期待させつつ、和やかに終了しました。参加者それぞれの関心事と思惑が不思議とかみ合う、そんな懐の深い会です。いつかこの経緯があやふやになって、それで当然のように3月11日にみんなが集まって海に入って共に食べて時間を共有する、そんな日になることを夢見ています(三原さんの野望にまんまと乗った)。みんなで海に入って、美味しいごはんを食べて、語り合う。そんな普通の、でもちょっと特別な私たちの一日の記録です。お時間のある時(全38分)にぜひゆっくりとご覧ください。お時間のない方は予告編をどうぞ。今年も大変よい時間を過ごしました

how was our day on march 11, 2023? – yes, we had a very nice ordinary day. we met and surfed, ate and talked – that was all but isn’t that wonderful? now we are dreaming of march 11 becoming a day to look forward to being/spending time together, even if we are no longer around to organize it. so here’s a record of our ordinary but somehow slightly magical day on march 11, 2023, that we hope you enjoy!
oops, you don’t have enough time for that? no worries here’s the teaser.

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3月11日に波に乗ろう / Ride the Waves on March 11th [2023]
記録映像:仲本拡史
Documented by Hirofumi Nakamoto, FULLHD, 38:08
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「3月11日に波に乗ろう」は、三原が縁側の家に立ち寄った際、集うサーファ達に誘われて波に乗り、美味しいご飯と共に語りあったことがきっかけです。特別に感じた一日がこの地の日常だと気づいた時、3月11日に誰もが参加出来る形式にしてみようと直感しました。地元の方々にも新鮮な一日となるように、小さな変化を加えながら、毎年集いたいと思ってます。
The idea for “Ride the Waves on March 11” came about when Mihara stopped by engawanoie and was invited by the surfers to ride the waves and talk with them over a delicious meal. When I realized that the day I felt so special was an ordinary day in this area, I intuitively decided to make it a format that anyone could participate in on March 11. We would like to gather every year, making small changes to make it a fresh day for the locals as well.

3月11日に波に乗ろう / Ride the Waves on March 11th [2023]
開催地: 四倉海岸(福島県いわき市)、縁側の家(福島県広野町)
Places: Yotsukura Beach(Iwaki, Fukushima, JP)、engawanoie(Hirono, Fukushima, JP)

09:00 スタッフ集合 準備開始 / Staff gather for preparation
09:40 JR四ツ倉駅 参加者ピックアップ / Participants picking up at JR Yotsukura station
09:45 四ツ倉海水浴場駐車場 集合 / Meet at Yotsukura beach parking lot
10:30 浜へ インストラクターによるレッスン開始 / Go to Beach, Lesson by Instructor
12:00 終了〜着替え / Finish, change clothes
12:30 道の駅ならは天然温泉へ / Go to Hot Spa (Naraha Michinoeki)
13:15  縁側の家へ移動 / Go to engawanoie
13:50 特製ランチタイム / Special Lunch Time
14:46 黙祷 / a moment of silence
15:00 トークタイム(参加者全員で座談会)/ Talk time (Round table talk by all participants)
15:45 展覧会「縁側にて」レセプション / Exhibition “at Engawa” reception
16:00 終了 / End

サーフレッスン:グローリーサーフ / Surf Lesson by Glory Surf

シェフ:高橋秀和 / Chef: Hidekazu Takahashi

展覧会「縁側にて」参加作家:小宮りさ麻里奈、アバロス村野敦子、パスカル・ヴュー 、三原聡一郎
Exhibition, at Engawa, participating artists:
Marina Risa Komiya, Atsuko Murano Abalos, Pascal Viout, Soichiro Mihara

協力:松本&林先輩、西本学、名嘉 陽一郎、堺あゆみ、渡邉隆幸、高橋瑛 高橋美智子、津嘉山裕美
Cooperated by Glory Surf, Matsumoto & Hayashi Senpai, Manabu Nishimoto, Yoichiro Naka, Ayumi Sakai, Akira Takahashi, Michiko Takahashi, Hiromi Tsukayama

共同主催:縁側の家、松谷容作(追手門学院大学)、三原聡一郎
co-organized by engawanoie, Yosaku Matsutani(Otemon Univ.), Soichiro Mihara

海中撮影:アダム・ドーリング、高橋優子
ocean filming by Adam Doering, Yuko Takahashi

英訳:アダム・ドーリング
English translation by Adam Doering

記録映像:仲本拡史 / Documented by Hirofumi Nakamoto

march 11, 2023 – exhibition “at engawa”

[events announcement – around march 11, 2023]

The Spacecraft Diaries 230114 (IFukushima, Engawa no ie) by Hirofumi Nakamoto
The Spacecraft Diaries 230114 (IFukushima, Engawa no ie) by Hirofumi Nakamoto

exhibition “at engawa”
– concurrent with “riding the waves on march 11”
the engawanoie stands on a land which is clearly defined “here” and “there” by a line on the map. this one day exhibition “at engawa” invite you to reflect on shifting borders, sharing and body. we look forward to welcoming you with art works at “engawa”, a place witnessed the daily life of this land.
date/time: march 11, 2023, from 11:00 to 18:00
venue: engawanoie
artists: marina komiya, atsuko murano abalospascal viout, soichiro mihara
movie documentation: hirofumi nakamoto organizers: soichiro mihara, yosaku matsutani

watch the diary film by hirofumi nakamoto – engawanoie visits for the event on march 11, 2023

「3月11日に波に乗ろう」同時開催  展覧会「縁側にて」
縁側の家は地図上に引かれた線によってはっきりと、こっちとあっちが示されている土地に立っています。その移りゆく境界、共有、身体に思いを馳せる1日だけの展覧会を3月11日に開催します。この地の生活や出会いを毎日毎日見守ってきた「縁側にて」展開される、開かれた作品たちと共に、皆様をお待ちしております。
会期:2023年3月11日、11時から18時
場所:縁側の家
出品作家:小宮麻里奈村野アバロス敦子pascal viout 三原聡一郎
ドキュメント:仲本拡史
企画:三原聡一郎、松谷容作

march 11, 2023 – riding the waves on march 11

The Spacecraft Diaries 230114 (IFukushima, Engawa no ie) by Hirofumi Nakamoto
The Spacecraft Diaries 230114 (IFukushima, Engawa no ie) by Hirofumi Nakamoto

event 1 “riding the waves on march 11, 2023”
since 2022, we, soichiro mihara (artist), yoichi matsutani (aesthete) and engawanoie, have been organizing the “riding the waves on march 11”. as a second edition for this year we will surf at yotsukura beach in iwaki city. we surf, eat and talk together. that’s all!
curious about the event? see the diary film (on january 14, 2023) by hirofumi nakamoto. and the documentation of last year’s event on march 11, 2022 by takamasa iwasaki.
check the exclusive one-day exhibition “at engawa” on the day!

The Spacecraft Diaries 230114 (IFukushima, Engawa no ie) by Hirofumi Nakamoto
The Spacecraft Diaries 230114 (IFukushima, Engawa no ie) by Hirofumi Nakamoto

 [3月11日に波に乗ろう 2023]
「3月11日に波に乗ろう」は、アーティストの三原聡一郎さんが、縁側の家に立ち寄った際、集うサーファ達に誘われ、この機会を逃したら一生無いかも?!と即断して波に乗ってみたことがきっかけの体験イベントです。2022年より開始し、第1回めは縁側の家のホームの岩沢海岸(双葉郡楢葉町)で行いました。第2回となる2023年はおとなり、いわき市の四ツ倉海岸で海に入ります。向こう10年は続けようと考えております(三原さん宣言)。2023年3月11日 同時開催 一日だけの贅沢な展覧会「縁側にて」もどうぞお楽しみに!
前回の様子と今回の予告はこちら。3月11日に波に乗ろう (2022) by 岩崎孝正
日記映画 3月11日に波に乗ろう・下見(福島県・縁側の家)by 仲本拡史

当日はサーフィンの初心者レッスンの形式を活用致します。
万が一、天候がサーフィンに適さない状況でも、安全な範囲で海に入り、波を掴む感覚を探ります。
その後、美味しいランチと共に皆で3.11を縁側の家にて振り返ってみたいと思ってます。

冬場のタイトなスケジュールになりますが、皆様とご一緒できる機会を楽しみにしています。
ご参加ご希望の方は、このフォームよりお申し込みをお願いいたします。
なおご参考までに以下が当日の持ち物とスケジュール、注意事項になります。ご確認宜しくお願い致します。

■持ち物
・水着(またはポリエステル製のスポーツウエア)を予め着用の上お越しください。
水着の上にウエットスーツを着用していただきます。
・コンタクトレンズは1dayとスペアの準備をお忘れなく(メガネ不可)
・ビニール袋(濡れたものを入れて持ち帰る袋)
・ビーチサンダル(着替えの時などあると便利です、100均のものでも可)
・バスタオル1枚、ハンドタオル1枚(海から上がった後に使用)
・入浴上がりに使用するバスタオル
・入浴後の着替え
(ウェットスーツはスクールレンタル、手袋&ブーツは必要な方にこちらから貸出)

■スケジュール
09:00   スタッフ集合&準備開始 (自家用車でお越しの方は着替えなど準備開始できます)
09:40   四ツ倉駅ピックアップ(下り四ツ倉駅9:32着の常磐線にお乗りください)
09:45   集合(四ツ倉海水浴場駐車場)
→着替え(ウエットスーツに着替える)サーフレッスン代5000円、申込書を先に集めます。
10:30   ボードを持って浜へ。インストラクターによるレッスン開始。陸トレ〜波乗り
12:00   終了〜ボード持って駐車場へ
→着替え(ウエットスーツを脱ぐ。シャワーも有)
12:30   近くの入浴施設へ。(身体を暖める為。入浴は自由選択)
13:15   入浴完了 縁側の家へ移動
13:50   縁側の家にて特製ランチ(投げ銭スタイル!ドリンクのみオーダ制)
14:00   トークタイム、お茶会(参加者全員で話してゆく座談会形式)
16:00 終了
広野駅(徒歩10分)16-17時の休日上りダイヤ
16:26(水戸行), 17:23(いわき行),17:57(品川行 ひたち号)

■インストラクター
猪狩優樹(いがりゆうき/日本サーフィン連盟福島支部長)さん
国際サーフィン連盟レベル2コーチング、四ツ倉海岸にてグローリーサーフ主催。

■注意事項
・四ツ倉(海岸/駅)集合 縁側の家(広野町)解散 この間の送迎有
・雨天決行
・お車でお越しの方、
四ツ倉海岸の駐車スペースは十分あります。縁側の家の駐車については当日指示致します。
・アーカイビングに際してのプライバシー
イベント当日は集合時間から終了までイベントアーカイブとして撮影を行いオンラインで後日公開予定です。
被写体として映りたくない方は当日確認しますので申し出て頂けたら幸いです。
編集でカットしますので、撮影にはご協力いただけたら幸いです。
(ドキュメント:映像作家 仲本拡史)
・防寒について
当日の天気にもよりますが暖かい格好でお越しください。
縁側の家でのランチ〜トークは晴天ならお庭で行う予定です。
・前日当日の宿泊を近隣でご検討の皆様、
特に3月11日泊@広野町周辺はお早めの予約をお勧めいたします。
(宿泊については各自で対応ください。イベントは3/11 10:00-16:00 になります)
・食事について
一部VEGAN対応しております。
他、アレルギー等、制限のある場合フォームにご記入ください。

上記以外に事前に確認したい、もしくは不明な点は、311@engawanoie.jp(前日まで) にお願い致します。

new friends in ache – icaios

I had the great honor to participate in the “ICAIOS – Public Discussion Series #91 Return to Surf in Post – Tsunami Aceh and Fukushima” on November 28, 2022. The discussion got me thinking about the connection between the ocean and people, and the environment and community in which people live.
So, here is a summary of the discussion in Japanese to share with our friends in Japan. The entire discussion was recorded and is available on ICAIOS’ Facebook page in English: here

11月28日にアチェ・ インド洋研究アチェ国際センター (ICAIOS – Aceh-International Center for Aceh and Indian Ocean Studies)の トークイベント「Public Discussion Series #91 Return to Surf in Post – Tsunami Aceh and Fukushima(仮訳:アチェと福島 津波 の後で 再びサーフィンに)」に参加しました。海と人とのつながり、そして 人の生きる環境やコミュニティを考えさせられる内容でしたので、ぜひみんなと共有したくこちらレポートをお届けします。

これからアチェの人々と良き交流が始まる予感がしています。とても嬉しい出会いです!このトークの全編はICAIOSのfacebookページでアーカイブ配信(英語のみ)されていますので、こちらもどうぞご覧ください。

ICAIOS PDS 91
photo by Adam Doering

アチェと福島 サーフィンへの回帰
ICAIOSは、アチェの3つの州立大学と州政府、そして研究者によって運営される研究機関で、ア チェ在住の研究者のサポートを行なっています。 本トークは、そのICAIOSのパブリック・ディスカッション・シリーズ (PDS) の第91回として行 われました。共に津波の被害にあったインドネシアのアチェ(2004年12月26日、スマトラ島沖 地震津波)と福島(2011年3月11日、東北地方太平洋沖地震)。そのふたつの土地のそれぞれの サーファー達の津波の体験とReturning (リターニング・回帰) から、人と環境とのつながりを考 える公開ディスカッションです。

スピーカーは3名のサーファー。カナダ出身で和歌山大学准教授アダム・ドーリング(Adam Doering)さんとインドネシア出身でガジャ・マダ大学講師/オタゴ大学博士課程在籍中のサラ ニ・ピーター・パカン(Sarani Pitor Pakan)さん、そして福島サーファーの私、高橋優子(縁側の家)です。アダムさんとピーターさんは共に人文・社会学的な見地からサーフィンにまつわる 現象を検証する研究者。アダムさんはニュージーランドのオタゴ大学で教鞭をとっていた頃、ピーターさんの指導教官だったそうです。

Sarani Pitor Pakan and Adam Doering

サーフィンと人、人と海・波・環境
本トークのタイトルでもある「Return to Surf in Post-Tsunami Aceh and Fukushima」(仮 訳:アチェと福島 津波の後で 再びサーフィンに)は ピーターさんとアダムさんの研究プロジェクト の一つ。土地や環境との関わりが深いスポーツ愛好家は、災害後の比較的早い段階でその土地に戻る、という世界各地での先行研究を踏まえた研究です。なお、たいていの場合、最初にその土 地に戻るのはサーファーだそう。人と環境、人と海との関係がどのように日常生活に影響を与える かを言語化するふたりの研究は、身体と土地の関わりに強くひかれてきた私には、とても興味深 い内容です。

個々の体験の記録 オーラル・ヒストリー(聞き取り)
ふたりの研究手段は、オーラル・ヒストリー(聞き取り)。共にサーフィンをしてアチェや福島の サーファーと時間を過ごし、津波前と後の話をじっくりと聞き取ります。それらの体験談から、津 波を経験した沿岸地域の海・波と人との関係性・つながりを浮き彫りにするフィールドワークで す。

インドネシア アチェ州ロクンガ
最初にピーターさんが紹介してくれたのは、アチェのロクンガ(Lhoknga)の現在57歳(津波に 遭遇したのは18歳くらい)のサーファーのストーリー。ロクンガは 70/80年代ごろから欧米の サーファーに知られるようになり、80年ごろからサーフツーリズムが始まった土地です。

「放課後になるとまっすぐ海に向かい浜でお母さんと会い、そこで料理のお手伝いをして 友達と遊ぶ、そういう子供時代を過ごしました。海では最初は板を使ってボディーボード のように遊んで、それからサーフィンを始めるように。礼拝がある金曜日以外は毎日海で 過ごしました。海にいると自由で幸せだった。津波が来た日は、ビーチにいました。何も 変わった様子はなかった。でも母の様子を確かめろ、という声が頭に響き、家へ向かいま した。そして母を連れ、避難をはじめました。母があまりにも強く私に先に行って姪っ子の様子を見てきて、と頼むので、躊躇しながら走り始め、振り返ると、もう誰もそこには いませんでした。結局私はこの津波で両親、兄弟姉妹、甥と姪、数えきれないほどの友人 を失いました。」故郷から60キロほど離れた避難所で暮らしていた彼は、2006年ごろ再 び海に戻ることを決心します。「どうやったら人は悲しみから癒やされるのだろう。最初 は海に入ることから始め、徐々にサーフィンを始めました。海に戻ると、もう恐怖はあり ませんでした。津波や喪失のトラウマについて考えることはなくなりました。」

Returning (リターニング・回帰)
ピーターさんがアチェのサーファーのReturning (リターニング・回帰)の要素として挙げた要素 は、そのほとんどが私の体験と重なることです。 身体に染みついている海への親愛・インティマシー、津波の体験で抱えた海への恐れ・トラウマ (そしてそれらはサーフィンで消えたこと)、サーフィンをしようと思ったのは友人・コミュニ ティと一緒にいたかったから、さらにサーフポイントの地形の変化など。サーフィン中に感じる解 放感や幸福感については言うまでもありません。

musibah (misfortune/試練) と berkah (blessing/祝福)
アチェのサーファーと私との大きな違いといえば、信仰的な要素です。アチェの大半の人々はイス ラム教徒であり、musibah (misfortune/試練) と berkah (blessing/祝福)という考え方があるそ うです。試練はより善いことがもたらされる神の計らい、といった感じでしょうか。 私には強い信仰的基盤はありませんが、でも大きな悲しみや理解しがたい事態に遭遇すると、そ の出来事の良い側面を少しでも見つけて慰める、そういう対処を自然に行なっているように思い ます。ですからこの対処法の呼び方が違っているだけで、本当のところ、悲しみへのアプローチ としては、アチェの人々と似ているのかもしれません。

福島県 南相馬市(北泉海岸) — 開かれたサーフコミュニティ
次にアダムさんが紹介したのは南相馬 (北泉海岸) のサーフカルチャーです。福島県のサーフコ ミュニティ・カルチャーに精通しているアダムさんによると、浜通りには沿岸に沿ってそれぞれに ユニークなサーフカルチャーが形成されているそう。特に、南部(私のホームポイント岩沢海岸も 南部に入ります)は、都心部からのアクセスが良いために訪問サーファー (ビジターと呼ばれます)が多く、そのために自分達のテリトリーを守るために強いローカリズムが形成されたとのこ と。浜通りの北部に位置する北泉ポイントでは都心部から離れているためビジターが少ない、そ れ故むしろ他の場所からサーファーが訪問してしてくれることがうれしく誇らしくもある。それで ビジターを歓迎する開かれたサーフカルチャーが誕生したそうです。こういったオープンな性格の サーフコミュニティは世界中でもとても貴重な存在だそう。う、うらやましい。。。

サーフタウン・南相馬市
この特別な性格性ゆえに、サーフ・ツーリズムに国内でいち早く着手したのも南相馬市なのだそ う。市の助成を受けたNPO団体がライフガードの活動をし、市がサーフタウンとしての宣伝活動 を始めたのが2003年ごろ。2006年にはハッピーアイランドサーフツーリズムが福島大学の岡本英 樹教授を中心に設立され、海と共に人々(サーファー)が生計を立てられるサポートを始めたそ うです。例えば、ライフセーバーを組織化して夏の収入を確保するとか。南相馬市のサーフタウン としての展開は2010年のBillabong Surfing Games 南相馬市長杯でピークを迎えます。その後は避難やサーフィンの自粛、そして2019年に待望の海開きと続くパンデミック、、、私たちとほ ぼ同じストーリーです。

堤防は海と人とを隔てるの?
そしてアダムさんは浜通りに築かれたそびえ立つ堤防にも触れました。確かに私の海は今、河口を 除き、ほぼ全てが堤防を携えています。でもそれが440のコンクリート壁からなる全長405キロの 大堤防群の一つであるとは知りませんでした。私の母が繰り返し語る幼い頃の思い出、賑やかな 時代劇の撮影が行われた美しい広野の浜辺は今、その440のうちの一つの壁の下です。堤防が人 と海を隔て、個々のビーチのユニークな性格も消し去ってしまうのではないかとアダムさんは懸念 を示します。

キーパーソンのパーソナリティ
さらにアダムさんは南相馬でサーフショップを営むKさんの体験も共有してくれました。震災以前 からKさんの活動は全てコミュニティへの貢献に基づいていたそうです。アダムが強調するのはK さんの謙虚な態度。もの静かで優しいKさんの存在が北泉の開かれた素晴らしいサーフカルチャー の基礎になったのではないかと。

サーフィンの必要性とコミュニティ
Kさんは震災直後には娘さんの住む東京で1ヶ月ほど過ごしました。その後、仙台で就職が決まっ た奥さんと共に仙台へ。でも仙台でも居心地が悪かった。それで震災から3ヶ月後の6月には南相 馬近くの仮設住宅に移ったそうです。Kさんは震災以降サーフィンをしていませんでした。6月か 7月には耐えられなくなったと。今サーフィンをしなかったら二度とサーフィンができなくなる。 それでサーフィンをしたそうです。北泉では、三回忌まではサーフィンを自粛しようということに なっていた。海が汚染されているかもという恐れよりは喪失感からサーフィンから離れたサー ファーが多かった。でもKさんは我慢できなかった。他にも我慢できないサーファーもいて、朝日 が昇る前にこっそり海にはいる、そういう人もいたそうです。サーフィンは死なないために必要 だった。Kさんは震災から1年後に南相馬でサーフショップを再開します。

今は、ライフガードの組織化やサーフィンを教えたり、ショップのサーフィン大会を開催したり、 日々ショップで過ごしているそうです。コミュニティを感じること、良いと思ってやっていること を続けて、次世代につなげていく。そうしたらいつかまた人が戻ってくるんじゃないかな、そうア ダムに語ってくれたそうです。

縁側の家とこれから
海から離れることができない私の身体は、海の人(アダムのいう“Ocean person/people”)として の証であると知り、何かホッとしたところで、私の海とのつながりをお話ししました。幼いころ から感じている海との共鳴、岩沢サーフコミュニティの人々の近さと再構築。そして縁側の家のこ れからの展望など。

2023年3月11日も波に乗ろう
2022年の3月11日は縁側の家にとって大きな節目でした。三原聡一郎 オンライン展覧会 「空白に満ちた世界 」の関連イベントとして「3月11日に波に乗ろう」を三原聡一郎、國學院大學文学部松谷容作研究室(当時)、Do a Frontと縁側の家の共催で行いました。共に海に入り、美味しいご飯を食べ、語るというシンプルなイベントです。なんと私は、この日から震災がようやく過去 になったのです。過去の恋をああそんなこともあったねと笑えるようなすっきりした気分です。来 年(2023年)の3月11日も「3月11日に波に乗ろう」を行う予定で、三原・松谷さんと作戦会議中です。どうぞお楽しみにしていてください。なお、2022年の私たちの一日のドキュメンタリー 映像はこちらでご覧ください。

3月11日は海に入って美味しい食事を共にする

wesurfukushima
自慢の仲間も紹介しました。福島で唯一の現役プロサーファーのエンドウ・ユウコさん、2022年 1月にようやく帰還困難区域での立ち入り規制緩和となった富岡町の世の森駅前で農業に挑むワタナベ・タカユキさん、スケートボードのシェイパーの anitoya サイトウ・ユウキさん、心のこ もった丁寧な調理をする料理人のタカハシ・ヒデカズさん(縁側の家 弟)。この土地に気持ちの 良い風景と波を起こしたいと願うサーファー仲間です。これから何が出てくるかはお楽しみに。

立ち入り規制や堤防など、あっちとこっちの境界が濃く浮き出るこの土地から創られるものな ら、きっと面白いものに違いない、とわくわくしています。

このトークのアーカイブ映像は、ICAIOSのfacebookページでご覧いただけます(使用言語 英語)。ぜひご覧ください。

28 november, icaios – public discussion series #91

Return to Surf in Post-Tsunami Aceh and Fukushima

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Return to Surf in Post-Tsunami Aceh and Fukushim
with
Adam Doering | Lecturer at Wakayama University
Yuko Takahashi | Surfer from Fukushima
Sarani Pitor Pakan | Phd Writer at University of Otago, New Zealand
Monday, 28 November 2022 | 10.00 AM (Ache)/ 12.00 AM (Japan UTC + 9)
Anthony Reid Seminar Room, ICAIOS
Live on ICAIOS Facebook Page www.facebook.com/ICAIOSAceh

I am very honored to have been invited to participate in a public discussion session on “Return to Surf in Post-Tsunami Aceh and Fukushima” organized by ICAIOS, Icaios Aceh-International Center for Aceh and Indian Ocean Studies and looking forward to sharing our stories with member of ICAIOS, Adam Doering, Sarani Pitor Pakan and YOU! Everyone is welcome, so please join us!

共に津波の被害に遭遇した過去を持つインドネシアのアチェと福島のサーフコミュニティ。アチェ・インド洋アチェ国際センター(ICAIOS)のトークセッション「再びサーフィンを – 津波の後で – アチェと福島」がFacebook のライブ配信で開催されます。アチェのみんなの活動からきっとインスピレーションをたくさん受けるはず、と私はとてもワクワクしています!私は、自分のサーフィン体験や縁側の家のこれからの夢などをお話しする予定です。月曜日の日中ですが、ぜひ参加いただけたらうれしいです!

日時 2022年11月28日12時~14時くらいまで(日本時間)
参加方法 ICAIOSのFacebook ページからライブ配信をご覧ください。
どなたでも参加いただけます。