静かな身体

静かな身体
ーすべてが変わっていく土地の、これまでの物語ー

2009年作の本作品では、いつまでも変わらずに続く存在として土地・共同体が描かれています。2016年になって、カルチュラル・プラットフォーム「縁側の家」を福島県浜通りにあるこの土地で始めようと思った時、忘れていた本作を思い出しました。本作の舞台も「縁側の家」も、2013年の秋までの2年半ほどの間、ここを離れるように(あるいはいつでも離れられるように)、との指示があった場所にあります。本作の登場人物たちは、その間どうしていたのだろう、忘れていたことに気付いているだろうかと、とても後ろめたい思いをしています。 高橋 優子 著、山下 ともこ 装丁

– story on the land before –
book, 48 pages, written by yuko takahashi, cover designed by tomoko yamashita © 2016 engawanoie by yuko takahashi, printed in japan.
the first product of the engawanoie.

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